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新しい建築方法として、CM分離発注方式を選択しに加えてみませんか?

令和2年2月をもって、株式会社イエヒト代表取締役に就任いたしました。
20歳で設計事務所に入所し、以来、建築設計、分離発注のマネジメントに携わり、今日に至っております。

日本で建築を所有する代表的な方法として、

1)マンションや建売住宅、中古等、すでに完成しているものを購入する。

2)設計から工事まで、建設会社、住宅メーカー等に一括で発注する。

3)設計事務所に設計を依頼し、工事は、建設会社等に一括で発注する。

が挙げられます。

弊社は、ここに、設計事務所に設計を依頼し、CM方式を活用し、工事を各専門業者に直接発注する『CM分離発注方式』という新しい選択肢を提唱しています。

CM方式というのは、アメリカで確立された建築方式で、正式には、コンストラクション・マネジメント(Construction Management)方式といいます。依頼主から依頼をうけたコンストラクションマネージャー(以下、CMr)が技術的な中立性を保ちつつ、依頼主の側にたって、設計、発注、工事の各段階において、設計、発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理等の各種マネジメント業務の全部または一部を行うものです。(CM方式活用ガイドライン 2002年国土交通省より)

建築工事は、基礎、型枠、大工、サッシ、左官、電気等を専門に行う業者により行われます。依頼主がこら専門業者に直接発注することで、どこの工事を誰が行うのか? 発注プロセスが明確になり、コスト縮減に期待が持てます。ただ、建築工事は専門業者が複雑に係わり合いながら進んでいきますので、建築の知識を持たない方がこれを行うのは、無理があります。しかし、依頼主が行う分離発注方式をサポートする人がいれば可能になります。それがCMrです。CM方式と分離発注方式をかけて、CM分離発注方式と呼んでいます。

オープンシステムは、依頼主が行う分離発注をCMrである設計事務所が支援する仕組みです。 一括発注の元請けである、建設会社がいなくなることで、建設会社が担っていた事が表面化し、依頼主、専門業者、設計事務所(CMr)それぞれに分散されます。それらを整理し、誰が責任を持って何を行うのか? 建物が確実に完成する為のルールを決める必要があります。 イエヒトでは、1998年以来、培ってきたノウハウを元に、これらを整理し、重要事項説明シート、分割工事請負契約約款等、分離発注に必要不可欠な様式を提供しています。また、工事中に起こりうるリスクについての備えも準備しています。イエヒトは、CM分離発注方式を行う、依頼主、専門業者、設計事務所をオープンシステムで支援します。

新しい建築方法として、CM分離発注方式を選択肢に加えてみませんか?

令和2年2月
株式会社イエヒト
代表取締役 藤井 旭